ハイブランドの販売員になったらまず覚えるべき3つのこと
アパレル業界の中でも特にきらびやかなハイブランドショップ。
お店に入店した瞬間から感じられる特別で上質な雰囲気に、凛とした販売員。
“こんな空間で働いてみたい“とアパレル業界を志した人も多いのではないでしょうか。
しかし、憧れのハイブランドショップでいざ働くとなると接客やノルマなど不安はつきものです。
そこで今回はハイブランドショップの販売員がまず覚えるべき3つのことをご紹介します。
これさえ押さえれば大丈夫。
ハイブランドショップでの販売員デビューを楽しみな気持ちで迎えてくださいね。
1.自社商品が取り扱う生地について覚えよう
ハイブランドショップにおいて、多くのお客様はブランド自体の価値に魅力を感じて購入を決めます。
しかし、高価だからこそお客様は購入するかどうか迷い、悩みます。そんな時、お客様が購入に踏み切る後押しとして使えるテクニックの一つが”生地について語ること“です。
例えば本革で作られたバッグがあったとします。
それが何の革なのか、どんな強みがあるのか(ex.キズに強い、使い込むと艶が出るetc…)
どんなことに注意して取り扱うべきか、長持ちするお手入れ方法など、使われている生地にまつわる周辺知識を覚え、アウトプットしていきましょう。
「へ~そんな良い生地が使われていたんだ。」「こんな風にお手入れすると長持ちするんだ」
高価であっても、”よい生地が使われている“、”正しく手入れをすれば長く使える“ということが分かれば、
ブランド “だから” 高い、だけではなく、商品そのものにも価値を感じていただけるのです。
また、ハイブランドショップのお客様は、販売員に”プロとしての提案“を求める傾向が強いです。
厳しい言い方をすれば、聞かなくても分かるようなことを説明しても“プロとしての接客”とは認めてもらえません。
そこで、“プロとしての提案”をするための一つの武器として“生地の知識”を習得することをおすすめします。
生地について語れる販売員は、接客に説得力が生まれます。
接客をする際には販売員自身の自信にも繋がりますよ。
2.プレゼント需要に対応した商品を覚えよう
ハイブランドショップには日々“プレゼントをお探しのお客様”が来店されます。
ひとくくりにプレゼント需要と言っても、渡す相手によってご予算は様々です。
プレゼントをお探しのお客様を接客する際のポイントは、今回の贈り物に設定された“予算”を把握することです。
販売員が予算を把握した上で接客を進めると、提案する商品にアンマッチが発生することを防げます。
しかし、予算をストレートに聞くのは失礼にあたる上、難しいです。
そこで、店内で最も価格の安い商品と、そこから5000~1万円刻みで売れ筋の商品を最低4つは覚えておきます。
会話をしながら自然な流れでそれぞれの商品を提案し、反応を見ながら今回の贈り物に設定された予算に検討をつけましょう。
※金額順にお客様の前へ並べるのは失礼に当たるのでもちろんNGです。
プレゼントの予算は接客するうえで大変デリケートな話題です。
販売員の手前、見栄を張って高めの金額を言ってしまうお客様もいます。
“プレゼントにしては低予算”と思われるのでは?と不安に感じているお客様もいます。
デリケートな予算に関する話題を自然にカバーしながら、お客様のニーズを掴み、的を得たご提案をするのがプロの販売員としての仕事です。
プレゼント需要に対応した商品の価格帯は是非とも事前に確認し、スムーズな接客につなげましょう。
3.A4サイズのファイルが入る商品を覚えよう
ハイブランドショップではたくさんのハンドバックが売られています。
ハンドバックの接客をする上で意外と聞かれるのが「A4サイズのファイルが入るか」という質問です。
毎日使うものだからこそ、仕事用のハンドバックにお金をかける人は年々増加傾向にあります。
一昔前までは、仕事用にブランドのバックは華美すぎると言われることもありました。
しかし、働き方の変化や仕事の多様化により、ビジネスシーンにおけるブランドバックの需要は高まっています。
販売員として働いていると、A4ファイルをカバンに入れて持ち歩くことはそう多くはありません。
A4ファイルのサイズ感に慣れていないからこそ、商品に対して事前にA4ファイルが入るかどうか試しておきましょう。
また、実際に接客をする際におすすめなのが“下敷きを用いた実演”です。
小学生の時、多くの人がノートの下に敷いて使っていた“下敷き”。
下敷きはちょうどA4サイズで、硬くて折れ曲がらないのでカバンに入れる実演に最適です。
「こちらの下敷きはA4サイズです。実際に出し入れしてみますね。」
と実演することで、お客様も使う際のイメージをより具体的に持つことができます。
ビジネスシーンで使用するハンドバックはさらに以下の項目についても需要が高いです。
○床に置いた時、自立しているか。
・・・商談の際などは自分の足元にカバンを置くことが多いため、床に置いた時に倒れたり、極端に形が崩れたりしないものが好まれる傾向にあります。
○持ち手は肩にかけられる長さか。
・・・電車や徒歩で移動する際、持ち手が短いと不便なため、肩にかけられるショルダータイプが好まれる傾向にあります。
まとめ
ハイブランドショップは商品だけでなく、接客も一流であることが求められます。
お客様に気持ちよくお買い物をしていただくために販売員としてどんな“価値”を提供できるか常に考え行動しましょう。
とは言え、ハイブランドショップでの販売員デビューに大きな不安を抱く必要はありません!
今回ご紹介した項目はどれも事前に準備をしておくことが出来るものばかりです。
出来る準備を確実に行い、販売員デビューを楽しみな気持ちで迎えてくださいね。
2021/06/09
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