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【靴屋のアルバイト】接客力を高める❝革靴❞の知識とは

靴屋のアルバイト

 

靴に囲まれて仕事が出来る”靴屋”のアルバイト。❝在庫確認❞や❝レジ対応❞が目立つ業務として挙げられ、一見「暇そう」「簡単そう」と思われがちです。しかし、実際に働いてみると感じるのが、❝靴の接客って意外と難しい❞ということ。
そこで、靴屋のアルバイトで必ず使える知識をご紹介するシリーズ第2弾。今回は、❝革靴❞の使える知識について解説します。

 

 

革靴の素材とお手入れ方法を理解しよう

ぱっと見ただけでは同じように見える革靴でも、一方は数万円、一方は数千円というように価格に大きな差が生じることがあります。これは、革靴の素材が❝合成皮革❞か❝天然皮革❞か、という違いに基づきます。
革製品の知識は奥深く一度ですべて覚えることは困難です。そこで、まずは「革靴の素材とそれぞれの特徴、お手入れ方法」をおさえましょう。

 

(1)革靴の素材と特徴

 

★合成皮革
合成皮革とは、見た目を天然皮革に似せて人工的に作られた素材のこと。布地に合成樹脂を塗布することで革に似た質感を表現しています。❝フェイクレザー❞や❝合皮❞と呼ばれることもあります。

 

●合成皮革のメリット
・雨や雪でも傷みにくくキズに強い
合成皮革は革の表面に樹脂コーティングを施していることから水やキズに耐性があります。実用性に優れていることから、ランドセルや学生用ローファーなどタフな環境での使用を想定したアイテムにも多く使われています。

 

・お手入れは汚れをふき取る程度でOK
合成皮革は樹脂コーティングによりそもそも汚れが付きづらい素材。お手入れは目立った汚れをふき取る程度で済むので手間がかかりません。

 

・天然皮革よりも安価である
一般的に、天然皮革に比べて手軽に購入することが出来ます。ビジネスシューズとして日常的に革靴を履く場合には、手頃な合成皮革の革靴を履き替え用として複数足用意しておくこともおすすめです。

 

●合成皮革のデメリット
・着用とともに伸びて足に馴染むことはない
革靴は「履いているうちに伸びて足に馴染んでくる」というイメージを持たれがちです。しかしそれは天然皮革の特徴。残念ながら合成皮革に柔軟性はほとんどありません。伸びてゆとりが生まれることを前提にキツめの革靴を買うというお客様には革の種類を確認した上でご案内しましょう。

 

・蒸れやすい
合成皮革は表面を樹脂コーティングしているため、通気性が悪く靴の中が蒸れやすくなります。靴の蒸れは臭いや足のかゆみの原因にも。消臭・防菌効果のある中敷きを使用する、靴下の替えを持ち歩くなど工夫をしながら履く必要があります。

・経時劣化する
革製品と言えば、丁寧に使い込むことで生まれる❝革の艶めきや風合い❞が楽しみのひとつ。しかし、それは天然皮革に限った特徴。合成皮革はいくら丁寧に使い込んでも前述したような経年変化を楽しむことはできません。平均寿命は約3年。使用の有無に関わらず、時間とともに生地表面は劣化します。

 

★天然皮革
天然皮革とは、動物の皮を使用した素材のこと。牛や馬などの生皮になめし加工を施すことで、劣化を抑え柔らかさや強度が安定。長く使える高級素材として、靴だけでなくバッグや小物などにも使われています。

 

●天然皮革のメリット
・経年変化(エイジング)を楽しめる
天然皮革の醍醐味と言えば❝エイジング❞。ケアをしながら使い込むことで革には美しい艶めきが生まれます。渋さや味わい深さを感じさせる唯一無二の風合いは、天然皮革独自の特徴です。

 

・柔軟性に優れ足に馴染む
天然皮革は柔軟性に優れ、靴は履き込むことで足に馴染みます。ただし横には伸びても縦には伸びません。伸びることを前提に❝つま先がきついと感じるサイズ❞を購入しようとするお客様には注意喚起が必要です。

 

・吸湿作用や通気性に優れている
天然皮革は足から出る汗を吸湿するとともに通気性に優れています。そのため靴の中が蒸れにくく快適な環境をキープすることが出来ます。

 

●天然皮革のデメリット
・雨や雪の日の扱いが難しい
天然皮革は❝水分❞に弱いのが特徴のひとつ。濡れると傷みやすく、部分的に濃い色の水シミになったり、型崩れを起こしやすくなったりします。雨や雪の日に天然皮革の革靴を履くのは控えるのがおすすめです。
万が一濡れてしまった場合には乾いたタオルで叩くように水気を取り除き、風通しの良い場所で陰干しします。乾燥後は革の油分が失われるため必ず専用のクリーム等で保湿しましょう。

 

・こまめなお手入れが必要
一生物と言われる天然皮革ですが、それは❝丁寧なお手入れ❞があってこそ。お手入れをしなければ革は劣化します。汚れを落とす、乾燥によるひび割れを防止するためにクリームを塗るなど日々の❝ひと手間❞が必要とされる素材です。

 

(2)素材別革靴のお手入れ方法

 

●合成皮革の革靴
基本的には日々のお手入れは不要です。
しかし、定期的に以下に記載のお手入れをすることで靴を良い状態で保つことが出来ます。

①シューキーパーを入れシワを伸ばします。
②ブラシでホコリを落とします。
③硬く絞った布で汚れを拭き取ります。
④更に汚れを落としたい場合には合成皮革の革靴専用のクリーナーを使用します。

 

●天然皮革の革靴
以下に記載の手順でこまめなお手入れが必要です。
①シューキーパーを入れシワを伸ばします。
②ブラシでホコリを落とします。
③天然皮革の革靴専用のクリーナーを柔らかい布に少量取り、革全体の汚れを拭き取ります。
④天然皮革の革靴専用の保湿クリームを柔らかい布に少量取り、革全体にムラなく伸ばします。
⑤柔らかい布で余分な油分を拭き取ります。
⑥防水スプレーで表面をコーティングし完成です。

 

 

革靴の接客も大丈夫!基本的な知識を身に着け接客の幅を広げよう

「なんとなく難しそう」という先入観から、身構えてしまう人も多い革靴の接客。
しかし、奥深い革素材だからこそ❝基本的な知識❞を確実に習得することが重要です。徐々に専門的な引き出しを増やし、接客の質を高めましょう。

2022/01/21

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