おはようございます♪ウイングです。

 

ブルゾンやコートといったアウターニーズが増える11月は、アパレルショップにとって重要性の高い実売期。

今年はとくにコロナ禍による外出自粛の緩和により。実店舗での買いもの率と入店客数の拡大が予測できます。

 

そこで今回は、2022年のアウター傾向に触れながら、接客スキルの高いアパレル店員が実践している『冬アウターが売れる接客術』について説明していきます。

 

 

 

2022年冬のトレンドアウター

 

冬アウターの売れ筋や売り上げには、少なからずその年のトレンドが影響するため、ブランドを問わず今年のトレンドは把握しておきたいもの。

 

 

・オーバーサイズ

 

通常よりも１～２サイズほど大きめに設定されたオーバーサイズアウターは、ここ数年は連続してトレンドイン。

オーバーサイズはビッグシルエットと同じですが、トップスにおいても同様の傾向が継続しています。

 

 

・ビッグカラーデザイン

 

全体的なシルエットだけではなく、襟もサイズアップしているのが2022年のアウター傾向。

ビッグカラーといっても極端ではなく、通常の1.5倍くらいのサイズ感が主流となっています。

 

 

・トレンチデザイン

 

トレンチコート＝春秋アウターというイメージが強いですが、今年は冬仕様のトレンチデザインが続々と登場しています。

ベーシックなウールをはじめ、メルトン加工素材や起毛素材、ファーやレザーなど、さまざまな素材を起用しています。

 

 

・カラーコート

 

目が覚めるようなビビットカラーコートも多くの外資系ハイブランドが発表され、イエローやピンク、ブルー、グリーン、パープルなど、カラフルなコートが目白押し。

ですが例年通り、ベージュやブラックといったベーシックカラーも展開し注目されています。

 

 

 

アウターニーズを細分化する

 

アウターニーズはおもなシチュエーションによってカテゴライズされるため、それぞれの種類を知り、さらに細分化できる基礎知識を身につけましょう。

 

一般的とされる通勤通学アウターニーズを例にあげると、そのニーズにもいろいろなパターンがあります。

・通勤通学のみ、またはそれを主とした用途

・アフターファイブにも着られるデザイン

・休日にも使えるタイプ

・確実にオンオフ兼用できるアウター

など、お客さまはなにを重要視しているのかを絞り込んだうえで接客することが大切です。

 

 

 

比較的わかりやすいニーズも

 

アウターを探しているお客さまのなかには、欲しいデザインや気になっている素材が決まっているケースも少なくありません。

 

なぜなら、コートは冬シーズンのなかでも単価が高いことから、計画を立てて購入する傾向が見受けられるため。

また「今年はどんなコートにしようかな」など、ファッション誌やSNSを早い時期からチェックしている人も多いようです。

 

お客さまが商品にめがけてお店に入ってきたり、特定の色やデザインばかりを見ていたりするときは、探しているデザインが決まっている可能性が高くなります。

 

 

 

色やサイズ展開を伝える

 

お客さまがコートを見ている場合、デザインや色、もしくは素材が気になっていることが多いため、商品情報を簡潔に伝えてみましょう。

 

「そちらは黒のほかに、グレーとベージュ、ブルーがございます」

「そちらのコートですと、ウール素材と中綿入りでも似たデザインがございます」

「こちらはビッグシルエットデザインですが、スタンダードサイズも展開しております」

 

このように基本的な商品情報を伝えるとお客さまが反応し、デザイン希望やニーズを知ることができるのですね。

 

 

 

商品のメリットをさりげなくアピール

 

お客さまの反応を確認するには、デザインや素材の特性といったメリットをアピールする手法もおすすめです。

 

 

・ビッグシルエットデザイン

 

「スーツの上からも着られて、オーバーサイズニットやパーカーも着込むことができますよね」

「中に着るアイテムを問わないので、オンオフ兼用で使いやすいかと思います」

 

 

・ステンカラーコート

 

「フェミニンなワンピースやスポーティーカジュアルにも合うので、着回しに困らずにお召しいただけます」

「ストールやマフラー、ファーアイテムも合わせられるので、いろいろなアレンジを楽しんでいただけます」

 

 

 

試着したくなるセールストークを

 

試着はアウター購入の意思決定に欠かせないため、試着したくなるセールストークを意識した接客がマスト。

 

「そちらのコートは広がりすぎないように設計されているので、前ボタンを開けたときもシルエットがとてもきれいなのです」

「素材がしっかりしていて防寒性に優れているのですが、見た目に反してとても軽いというメリットもございます」

 

など、試着して確かめたくなる表現を心がけましょう。

 

 

 

外出が楽しくなる商品提案を

 

オーバーサイズアウターが主流になりつつある近年は、ジャストサイズニーズの対応策も大切。

デザインごとのサイズ感を把握し、お客さまのニーズに最適な商品をおすすめします。

 

メリットや着回しバリエーションをわかりやすくお伝えして、ファッションとコーディネートをより楽しんでいただけるコートを提案してくださいね♪

2022/11/21