アパレルショップの繫忙期～12月の販売戦略で売り上げアップ！

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こんにちは！ウイングです(^^)/

気がつけば、2022年も残りわずか！

さまざまな季節行事が開催される12月は、アパレルショップにおける年間最大の繫忙期にあたり、売り上げを大きく伸ばすチャンスの時期。

そこで今回は、シーズンイベントをフル活用しながら、アパレル実店舗の集客と売り上げアップが見込める販売戦略を時系列で解説していきます。

アウターニーズで来店客数を拡大

秋冬シーズンの売り上げを大幅に伸ばすには、いかにしてアウターニーズを取り込むかがカギ！

ここ数年はとくに、気温上昇といった温暖化傾向による季節変動の変化が見受けられ、コートやブルゾンなどのアウター稼働時期も後ろ倒しになりつつあります。

アパレルショップではこういった状況を踏まえ、12月前半はアウターの打ち出し強化が必須。

通勤ニーズに対応できるトレンチデザインやステンカラーコート、オンオフ兼用で使えるチェスターコートやPコート、カジュアルニーズに欠かせないダウンコートや中綿入りブルゾン、フェイク（エコ）ファーコートなど、ニーズやデザインごとにカテゴライズしたうえで展開を。

通勤通学、飲み会やパーティーイベント、デートやショッピング、アウトドア、年末年始休暇など、ディスプレイやレイアウトはお出かけシーンを想定しながら構成しましょう。

12月のメインイベントとなるクリスマスは、アパレル業界においても売り上げ拡大が見込める大切な販促ツールのひとつ。

ウインドウのディスプレイは、クリスマスプレゼントやクリスマスパーティーを連想させる装飾をほどこし、デートやパーティーで着られるワンピースやコートを着せこみます。

また、入り口付近の平台には、アンゴラ素材のニットやフリルデザインのブラウスなどを展開して華やかなイメージを演出。

ふんわりとした素材は冬らしさを、カラフルなカラーバリエーションやデザイン性の高いアイテムはプレゼントやお出かけシーンが思い浮かびます。

「こんなアイテムを贈りたい！」・「こんなデザインを着てみたい♪」など、見るだけでわくわくするディスプレイとレイアウトこそ、プレゼントニーズに欠かせないのですね。

クリスマスニーズのなかには、パーティーで着られる華やかなワンピースやデートに着たくなる女性らしいコートなども含まれます。

これらのニーズでは、手持ちの洋服とは異なるデザインを求めるケースが多く、セット率アップにつながる接客がしやすくなるのです。

なぜなら、おしゃれなコーディネートを完成させるには、手持ちの洋服を組み合わせるのではなく、新たなアイテムをプラスする必要があるため。

半袖ワンピースにはかぎ針編みやアンゴラ素材のカーディガンを、ブラウス+スカートコーデにはデザイン入りブーツをご提案。

よりおしゃれに着こなせる組み合わせ、各アイテムの着回し提案を意識した接客で、セット率アップがめざせます。

お客さまのなかにはセール待ちしている方も多いため、実店舗のアパレルショップではとくに、セール除外アイテムはあらかじめ告知する方法がおすすめです。

お客さまのほとんどは、「1月に入るとセールだしなぁ」・「来月には安くなるかもしれないし……」といった心理になりがちです。

セール待ちしているお客さまには、「こちらの商品はセール除外ですので、年明けも定価販売となります」など、正確にお伝えしましょう。

「数週間後にはセール価格になるかも」といった不安が解消されると、購買意欲が高くなるもの。

もちろん価格面だけではなく、素材とデザインの特性や商品メリットもアピールしながら接客を進めてくださいね。

12月に来店されるお客さまのなかには、春の新作を求める『先買いニーズ』も見受けられるため、見せ方を工夫してアイキャッチ効果を狙いたいところ。

新作や春のトレンドアイテムをいち早くゲットしたいなど、先買いニーズは感度の高い方が多いのが特徴的。

そして、SS商材（※）は集約してコーナー展開するなど、冬物との差別化を狙った陳列方法がマスト。

商品が掲載されたファッション誌やポップ、靴やバッグといった小物なども活用して、新作ならではの魅力を打ち出します。

春の新作と冬アイテムとが混在すると、店内が煩雑になりやすいため、通路から店内を見渡して売り場全体の商品ボリュームも調整しましょう。

※ SS商材＝春夏（スプリング＆サマー）商材

今回解説した12月の販売戦略は、ショップ発信のブログやSNSなどから積極的な告知を心がけて。

お店の情報を目にすることで、「見にいきたい！」・「会社帰りに寄ってみようかな♪」といった直接的な来店動機につなげられます。

出かける機会が増える12月は、普段とは異なるファッション情報を提供して、おしゃれの楽しさをどんどん体感していただきたいですね。

2022/12/12