ファッションジャンルとは? 着こなし系統をアパレル店員が解説
おはようございます♪ウイングです。
『ファッションジャンル』や『系統』といった言葉、本当の意味をご存知でしょうか。
「見聞きしたことはあるけれど、よくわからない!」という方が多いのが、これらのファッション用語。
今回は、ファッションの系統についてくわしく説明したのち、系統やジャンル分けの基礎となる5つの大分類、そして比較的新しい系統も解説しましょう。
そもそも系統やジャンルってなに?
ファッションの系統やジャンルとは、着こなしやコーディネートの種類や方向性をさしています。
ひと昔前までは、アメリカンカジュアルやヒッピースタイルなど、国や文化を象徴したコーディネートを中心に分類していましたが、近年ではテイストやイメージによってカテゴライズしたり、さまざまスタイルをミックスしたりと、判断基準の多様化がスタンダードに。
カジュアル~大分類1
カジュアルは、『ラフな』・『普段着』・『普段の』・『格式ばらない』といった意味をもち、ファッションにおいてもラフな着こなしやアイテムをさします。
カジュアルアイテムといえば、Tシャツやスニーカー、デニムやチノパンが代表的ですが、ここ数年は異なるテイストを組み合わせた○○カジュアルと呼ばれる着こなしが定番化。
ジャケットやセットアップを取り入れたきれいめカジュアル、パーカーやスウェットを合わせたスポーティーカジュアルなど。
コンサバ~大分類2
コンサバとはコンサバティブの略語。
語源は1980年代後半のバブル期から登場し、『保守的な』・『伝統的な』という意味です。
コンサバ系をわかりやすく表現すると、膝丈スカートやワンピース、スーツスタイルやテーラードジャケット、ボウタイブラウスなど、上品で落ち着きのあるファッションが特徴。
どちらかというと定番的なファッションスタイルで、会食時などのセミフォーマルもコンサバティブに属しています。
フェミニン~大分類3
フェミニンは『女性らしい』・『やさしい』といった意味をもち、この用語もファッション大分類のひとつ。
具体的な例をあげると、フリルブラウスやロングフレアスカート、ティアードフリルデザイン、小花柄などが代表的。
そして、ディテールデザインやシルエットだけではなく、シフォン素材やレース素材といった生地そのものの質感や全体的な仕上がりイメージも判断基準に。
マニッシュ~大分類4
マニッシュは『男性的な』という意味で、このワードも数十年前からファッション系統の大分類として知られています。
ビッグシルエットデザインのテーラードジャケットやコットンシャツ、チノパンやオーバーサイズデニムなど、ボディラインが隠れるシルエットやメンズアイテムを連想させるコーディネートが主流。
また、ダンガリーシャツ×ニットベスト×ストレートパンツ×トレンチコートなどのように、ベーシックアイテム同士を組み合わせたスタイリングもマニッシュに含まれます。
モード~大分類5
モードの語源は『流行』というフランス語で、『トレンド』がキーワードとなる大分類です。
モード系ファッションは、モノトーンカラーをベースにしたスタイリングとして認識されがちですが、本来はなにかしらのトレンド要素が採用されたファッションスタイルをさしています。
2023年春夏であれば、フラップポケット付きのカーゴアイテムやシースルー素材、カットアウトデザインなど。
2023~24年秋冬なら、リボンモチーフやフラワーモチーフ、カラーファーアイテムなど。
きれいめ
『きれいめ○○』という系統は、さまざまなファッションスタイルにお出かけ着の要素や女性らしさをプラスしたコーディネート方法。
きれいめカジュアルであれば、Tシャツ×デニムパンツにヒール付きサンダルを合わせたり、ジャケットを羽織ったり。
また、Tシャツ×カーゴパンツにカットワークレースのブラウスを重ね着したり。テーパードパンツやワイドパンツにツインニットを組み合わせるなど、デートやディナー、会食でも着られる着こなしをイメージするとわかりやすいですね。
スポーティー
スポーティーとは、スポーツ競技や観戦などで使用するアイテムを取り入れたファッションスタイルで、用語の語源は1930年代のアメリカ。
日本においては2014年ころからトレンドとして注目され、近年はおしゃれなファッションスタイルの定番的な存在に。
スポーティーファッションに欠かせないのが、ナンバリングトップスやロゴTシャツ、パーカー、スウェットアイテム、キャップやスニーカーなどと組み合わせます。
ワンピース×パーカー、ジャケットセットアップ×スニーカー×キャップというように、フェミニンやコンサバティブのアレンジも簡単です。
アパレル販売員の基礎知識として
ファッション系統における大分類は5種類、そしてそのジャンルはさらにアレンジが可能。
基礎となる系統やジャンルを理解できれば、アパレルショップの仕事にもおおいに役立ちます。
接客時のコーディネート提案やお客さまのタイプ分けなどにも応用しながら、ファッションスキルとショップの売り上げアップをめざしてくださいね。
2023/08/07
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