売れるアパレルショップに学ぶ 売り上げがアップするレイアウト
おはようございます♪ウイングです。
「あのお店に行けば欲しいものが見つかる」
「洋服を買いたいとき、まずはあのショップに行ってみる」
そんなアパレルショップあるとしたら、定期的に足を運びたくなりますよね。
今回は、アパレルショップにおけるレイアウトの役割、「行きたい!」・「買いたい!」と思わせるレイアウトやディスプレイのコツ、売り上げにつながる商品構成などについて解説しましょう。
レイアウトの重要性と役割
レイアウトは、陳列棚やラックを配置して形成した見取り図のようなもの。
アパレルショップの店内は、棚やラックといった什器の配置場所によって導線(※)が変わり、導線が変われば陳列する商材も変わるため、レイアウトそのものがショップの売り上げに大きく関係するといえます。
お客さまが入店する位置と店内を回遊する導線、経路に陳列する商材を見極めながらレイアウトを形成してください。
※導線=入店客が店内を歩く経路
売り場の見え方も確認
レイアウト形成では、通路から見たときの見え方も重要です。
お客さまの目を引く商品が見えているか、ニーズに見合ったアイテムがわかりやすい位置に置かれているか、想定したニーズに応用できるアイテムが陳列されているか、などなど。
通路からショップを見たとき、これらのチェック項目がクリアできているかを確認します。
VPには今すぐ欲しい商品
メインディスプレイなどのVP(※)や出入口付近のトルソーには、「おしゃれ!」・「着てみたい!」と思わせる商材を使うのがマストです。
11月であればブルゾンやコートといった冬用アウターが最適ですが、重要なのはほどよいトレンド感とブランドらしさ。
商品選定のコツは、目に留まるアイテムであることです。
※VP=ヴィジュアル・プレゼンテーション
PPでバリエーション見せ
PP(※)はVPの次に目に入るディスプレイで、ブランドで主力とする商品や生産枚数の多い商材を使用。
たとえば、通勤ニーズに欠かせないウール素材やライナー付きコート、冬の定番ともいえるダウンコートや中綿入りブルゾンなど、売り上げにつながりやすい高ニーズアイテムが当てはまります。
PPトルソーには実用的なアウターを着せこみ、横の傾斜ラックには同品番の色違いをかけましょう。
※PP=ポイント・オブ・セールス・プレゼンテーション
IPで関連商品をアピール
IP(※)にはVPやPPとの関連商品を使い、コーディネートパターンやバリエーションをアピール。
PPがキルティングブルゾンであれば、IPにはアウターの中に着られるニットやパーカー、それらのアイテムと組み合わせられるボトムスを展開します。
そして、横のラックにはテイストの異なるワンピースを展開するなど、「あのコートに合わせたい」・「これを着たらおしゃれ!」と思わせる想定を。
※IP=アイテム・プレゼンテーション
ゾーニングでわかりやすく
ゾーニングとは、なにかしらの要素を基準として商品構成をカテゴライズすること。
カテゴライズの基準となるのは、
通勤通学やオケージョン、カジュアルといったニーズ
モードやフェミニン、スポーティーといったテイスト
コートやブルゾン、ワンピースといったアイテム
というように、ゾーニングが明確なショップほどニーズキャッチがしやすくなります。
売りたい商品を絞り込む
商品ボリュームが増加しやすい秋冬はとくに、展開する品番やカラーを絞り込み、店頭在庫を調整するのが大切。
その日のニーズや客層、曜日ごとに最適な商材を見極め、各ゾーニングの主力商品を決めていきます。
そして、メイン商材と重複するデザインはいったん店頭から下げましょう。
こういった作業を徹底することで、売り込み商品がより明確になり、レイアウトの煩雑化も防止できます。
ゆっくり見たくなるレイアウト
アパレルショップのレイアウト形成では、いかにしてお客さまの滞在時間を長くするかがキーワードに。
滞在時間を長くするには、求めているアイテムがある、魅力的なデザインがある、つい買いたくなる商品があるなど、思わず足を止めて見たくなる商品選定が必須といえます。
また、鏡を適切な場所に配置することで、気になる商品を合わせてみるといった購入プロセスがより気軽になるため、結果的に滞在時間を伸ばせるようになるのです。
真似したくなるコーディネート
お客さまが商品を購入するのは、その商材の価値を認識されるのと同時に「着てみたい」という動機があります。
その動機づけには、おすすめアイテムは打ち出し商材の近くに陳列して、メイン商品をよりおしゃれに着るためのコーディネートをレイアウトに組み込むこと。
この技法を併用することで、展開品番の絞り込みとIP形成も同時に進められるのです。
販売員としての役割も大切
アパレル店員は動くマネキンといわれるように、販売員の着こなしはブランドイメージに直結するもの。
自身のコーディネートにもブランドコンセプトやシーズンテーマ、そしてお店の売り込み商品を意識。
冬の実売期に向けて、レイアウトと販売員の魅力をアップさせましょう!
2023/11/10
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