アパレル店長がやっている 新人教育の方法と人材育成のコツ
おはようございます♪ウイングのブログ担当です。
4月は新年度を迎える企業も多く、アパレルメーカーにも新入社員や新人スタッフが配属される機会が増える時期。
そして配属された新人スタッフには、基礎知識やビジネスマナーを含めた指導と教育が必須となります。
そこで今回は、アパレルショップでのマネジメント経験が長い私が実践している『人材育成のコツ・新人教育のノウハウ』について解説しましょう。
人材育成はなぜ必要なの?
新人教育や人材育成はスタッフを育てるために欠かせないものなのですが、そこにはさまざまな理由があります。
『やりがい・達成感』を体感してもらう、『率先性・判断力・柔軟性』を身につけるといった成長過程のなかから、充実感や楽しさへもつなげていくという目的もあるのです。
『一人前に育てて業績アップに貢献してもらう』ことは最終目標となり、新人スタッフの成長度合いは教育プロセスと職場環境が大きく関係することを念頭に置きましょう。
あいさつの大切さを理解してもらう
アパレルショップに限らず、どのような業種においても大切なのはあいさつです。
おはようございます・おつかれさまです
いってまいります・いってらっしゃいませ
戻りました・お帰りなさいませ
など。
また、あいさつの重要性は理由もあわせて伝えるようにしましょう。
『コミュニケーションの基本である』・『お互いが気持ちよく仕事を進めるためのマナー』
となるため、『日ごろの業務遂行に欠かせないもの』といえます。
仕事の流れを伝える
新人スタッフに業務を教える際に忘れてはいけないのが、先に全体像を伝えること。
タスクの前後には必ず関連する業務があり、一連の業務を完結させるにはいかにして前後のタスクをスムーズに進めるかが重要となります。
全体像がわからないまま細かなタスクを教えてしまうと、ひとつのタスクに集中しすぎてしまったり、関連性の理解に時間を要してしまったりして、結果的に非効率的な作業になりがちなので注意が必要です。
ブランドコンセプトの共有
ブランドコンセプトとは、ブランドの世界観やイメージ、そのブランドを身につけることで得られるメリットなどがあげられ、ファッション界での役割も含まれています。
たとえば、ブランドコンセプトが『トレンドファッションをフェミニンというフィルターを通して、おしゃれ好きな女性の毎日を彩ります』であれば、
「ベーシックだけでなくトレンドにも力を入れていて、そのトレンドを女性らしくアレンジした商品を提供しています」
など、わかりやすい言葉でも伝えましょう。
コミュニケーションの重要性も伝える
アパレル業界ではとくにコミュニケーションスキルが必須とされ、コミュニケーション力は接客力に直結するとも考えられているのです。
あいさつは自分から進んで
あいさつや会話の際は相手の目を見ながら
まわりのスタッフへの目配りと気配りを忘れない
といったコミュニケーション術はスタッフ同士だけではなく、お客さまとの対話や信頼関係、接客でのニーズチェックやコーディネート提案など、多方面において活用できるもっとも重要性の高い取り組みのひとつといわれています。
接客の流れを説明する
先に説明したように、接客を教えたり指導したりするときは接客の流れ(全体像)をあらかじめ説明してください。
動的待機→あいさつ→ファーストアプローチ→セカンドアプローチor簡単な商品説明→ニーズチェック(聞き出し)→商品提案&商品説明→商品の絞り込み→試着……
というように、接客には基本的な流れがあること、少しずつ接客できるようにすることを目標として、各プロセスに必要な知識を学びながら習得してもらいましょう。
OJTの実践
OJTとは、On the Job Training (オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の略で、実際に仕事をしながら業務を教える教育方法。
まずは、説明しながら実際にやってみせる
同様の説明をしながら本人にやってみてもらう
本人にやってみてもらう(記録したメモを確認しながらでもOK)
そのタスクを任せて、完了後に報告をもらい上長が確認する
OJTは、アパレルマネジメント歴が長い私がもっとも推奨する実務トレーニングです。
サポート体制を強化する
スタッフ教育や指導は、サポート体制も強化しながら行うのがマスト。
店内清掃や商品整理、納返品作業、ストック整理、電話応対、接客など、いずれの業務もOJTを通じて教育指導を行い、ひとりでできる範囲を少しずつ増やすイメージです。
できるタスクが増えると自信がつき、やりがいや達成感を実感するなど、成長過程に欠かせない経験がさらなる成長へとつながります。
そしてサポートすることで信頼関係が深まり、店舗運営もよりスムーズに。
売り上げアップの原点は部下の成長
積極的にほめる、ミスは改善点とその理由を伝える、ときには自分の失敗談を交えてアドバイスをするのもおすすめです。
成長に欠かせないサポートは惜しみなく
できる業務は早い段階で任せてみる
このバランスを意識した新人教育は、結果としてショップの売り上げ拡大につながるのですね。
2025/04/11
アパレル派遣、販売派遣ならウイング
-
今すぐご登録をお考えの方はこちらから!
-
首都圏を中心としたお仕事情報が充実しています!