夏セール前でも売れる! 売り上げがアップするアパレル販売戦略
こんにちは!ウイングのブログ担当です(^^)/
夏のバーゲンセールは、6月末~7月上旬にかけて全国で順次スタートします。
そのため実店舗のアパレルショップでは、セール前の買い控えに備えた販売戦略が必要不可欠。
そこで今回は、夏のバーゲンセール前対策に最適な販売戦略を解説したいと思います。
夏商品が買いたくなるセールストークやアイキャッチ効果の高いレイアウト方法など、私が長年のアパレル販売員経験で培ったノウハウをわかりやすく説明しましょう。
バーゲンセール前の消費者心理
お客さまの購買意欲や思考は、セール開催直前とそうではない時期とでは大きな違いが見受けられます。
気に入ったデザインや欲しい商品を見つけたとき、だいたいの方は予算を考えながら購入を検討しますよね。
ですがセールが近くなるととくに、「安くなってから買おう」・「セールが始まってから買えばいいか」といった心理傾向が強くなります。
このような心理は『買い控え』となり、消費者のほとんどに当てはまるといえるでしょう。
買い控えとオンラインショップとの関係性
バーゲンセールの開催が近づくにつれ、お客さまの買い控えは徐々に増加。
これはセールがスタートするからというだけではなく、オンラインショッピングの拡大も大きく影響しています。
「オンラインショップでも安く買えるかも」・「とりあえず実店舗で商品を見てから買えるところで買えばいいかな」など、購入先やタイミングの選択肢が増えていることも関係しているでしょう。
買い控えを前提とした販売計画
こうした状況を踏まえ、実店舗のアパレルショップではバーゲンセール前の買い控えを念頭に置いた販売戦略が必要です。
購入先の選択や購入の先送り、購入するか否かの検討など、買い控えにつながりやすい要因を取り除く施策、そして「この商品が欲しい」・「このお店で買おう」と思っていただけるセールストークなど、セール前ならではの戦略を計画的に実施していきます。
セールストークの共有
まずは、セール前に言われがちな質問に答えられるトークをスタッフ全員で共有しましょう。
お客さま:「これもセールになりますよね?」
セール除外品:「こちらの商品はセール対象外ですのでご安心くださいませ」
対象の場合:「在庫があれば割引きとなるのですが、セール前に完売してしまう可能性もございます」
在庫アピール:「本日の時点で残り2点ですので、セール前に完売となる確率が高いかと……」
など、「やっぱり買っておこうかな」と思っていただくきっかけとなるトークを意識。
マークダウン商材の展開
定価商品を値引き販売するマークダウンは、セール前の購買意欲を高める施策のひとつといえます。
トレンドデザインや入荷間もないアイテムもお得に買えるなど、お客さまにとって魅力の高い内容が必須。
2点購入で20%オフ、3点で30%オフなど、一定条件のクリアにより値引き対象とすることで、購入を検討するきっかけになります。
そして検討する時間が増えるとお客さまの滞在時間も拡大するため、ショップに活気が生まれ、次のお客さまが入店しやすくなるなど動員数アップといった相乗効果も。
雨の日キャンペーンを開催する
梅雨シーズンとなる6月は、天候の特性を利用した販売戦略も効果的です。
・雨の日にお買い上げいただくとお会計から〇%オフ
・雨の日にお買い上げいただいた方はポイント5倍
・レイングッズの同時購入でお会計から〇%オフ
など、天気が悪くてもショップに行きたくなる、買いたくなるイベントやキャンペーンを積極的に開催しましょう。
7月に使えるクーポンの配布
セールスタート前にお買い上げいただいた方へのクーポン配布も大きな反響が期待できます。
6月中にマークダウンやキャンペーンを利用して購入すると値引きクーポンが発行され、7月はもらったクーポンでさらにお得に買えるとなると、「気になっていた商品を買っておこうかな」など、お客さまの購買意欲がアップ。
ダブルでお得な販売戦略は、下見のつもりで来店された方でも思わず買いたくなるほど魅力的なのです。
新作の打ち出し
新作をいち早く手に取れるのは、実店舗のアパレルショップがもつ強みのひとつ。
ブランドのファンや感度の高いお客さまは一定数いらっしゃるので、新作でアイキャッチをはかり、いかにして「セールで完売する前にゲットしたい」・「新作はできるだけ早く手に入れたい」と感じていただくかがキーポイントに、
秋を意識したカラーとすぐに着られる夏素材でデザインされた晩夏商材、雑誌掲載アイテム、人気デザインの追加生産など、鮮度の高い商品を前面で打ち出し、ショップスタッフの店頭着用で効果を高めましょう。
バーゲンセールの傾向に合わせた対策を
オンラインショッピングの増加に伴い、買い手の選択肢や購入するまでのプロセスが多様化しているのが実情です。
実店舗で必要なのは、近年の傾向を知りその傾向に見合った販売戦略。
ここで解説したようなイベントとアイテム構成、そして商品の価値を高めるセールストークで、セール時期を問わずに買っていただけるお店づくりをめざしてくださいね。
2025/06/23
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