アパレル実店舗が売れる理由~秋の実売期と繫忙期に売上げアップ
こんにちは!ウイングのブログ担当です(^^)/
9月は小売業の繫忙期にあたり、アパレルショップにおいては秋冬シーズンの立ち上がりと実売期が重なるタイミング。
そのため、売り上げを大きく伸ばすチャンスの時期ともいえるのです。
そこで今回は、アパレル店長の私が実践する店舗運営とマネジメント術をもとに、実売期と繫忙期の売り上げがアップする販売戦略を解説していきます。
ディスプレイとレイアウトの見直し
売れるお店づくりにはさまざまな取り組みが必要となりますが、視覚効果の高いディスプレイとレイアウトは重要性が高くなります。
秋の実売期にはその時期ならではの傾向があり、前半は通勤ニーズ、後半にはアウターニーズが高まるのが特徴的。
通勤ニーズではスーツやセットアップ、ジャケット、ブラウスをカテゴライズして展開し、9月中旬以降は、トレンチコートなどのアウター類をメインディスプレイに使用します。
効果的なイベントの開催
キャンペーンやイベントの開催も売り上げアップに欠かせない販促のひとつ。
・スーツ、セットアップのお買い上げでインナートップスが〇%オフ
・〇〇円以上のお買い上げで〇%オフ
・アウターのお買い上げでオリジナルノベルティをプレゼント
・アウターのお買い上げで次回のお買いで使えるクーポンを進呈
など、お買い上げと来店動機につながる施策を考案し、適切なタイミングに開催しましょう。
他店舗リサーチ
レイアウトやディスプレイ、陳列商品を選定する際に参考にできるのが、他店や競合店のリサーチ。
競合店のディスプレイやレイアウトはもちろんのこと、客層や動員数などもチェック。
また、にぎわっているショップのテイストと状況、フロア全体の客層もリサーチしてください。
ここで大切なのは、他店舗を意識しすぎるのではなく、自店状況との照らし合わせや軌道修正の参考材料にすることが目的となります。
情報発信の最適化
ブログやSNS発信は、シーズンやブランドイメージ、商業施設に見合った内容とタイミングを見極めましょう。
・ショップと館のイベントを連動させる
・イベントやキャンペーンの告知
・人気アイテムや限定商品の入荷情報
・メンバー限定のお得情報
というように、ブランド・ショップ・館のニュースを定期的に発信したり、メンバー登録のメリットをアピールするなど、飽きのこない魅力的な内容で継続を。
あいさつと声がけの徹底
来店されたお客さまを放置してしまいがちな繫忙期こそ、お客さまへのあいさつやお声がけを意識的に行います。
・入店客だけではなく、通路から店内を見ている方への「いらっしゃいませ」
・店内でお客さまとすれ違う際には「いらっしゃいませ、こんにちは」
・商品を手に取っている方へは「鏡もございますので合わせてご覧くださいませ」
接客の途中や店内を移動するときなど、積極的にお声がけをすることで、販売機会の損失を大幅に軽減できるのです。
アイコンタクトと連携プレー
実売期や繫忙期はとくに、スタッフ間のコミュニケーションと連携プレーが活気と売り上げを後押し!
「お客さまが入店しました」・「商品を見ているお客さまがいます」・「試着室または鏡を探しています」といった情報は、アイコンタクトとジェスチャーで気づいたスタッフが気づいていないスタッフに伝えます。
レジ会計の際は手があいているスタッフがお包みをサポートしたり、接客で使った商品を元の位置に戻したり、売れた商品の品出し準備をしたりと、すぐに次の接客に入れる体制づくりを全員で協力して進めましょう。
強化商品の把握
売れるアパレルショップは、『売るべき商品』をスタッフ全員が理解しています。
・今週の強化商品はこのディスプレイと傾斜ラックで連動させている
・通勤ニーズが増えつつあるので、対象アイテムをこのラックにまとめている
・ブランドの主力商品やメインカラー
・追加生産商品、雑誌掲載アイテム
『売れる商品』・『売るべき商品』・『ディスプレイやレイアウトの法則』などの把握は、コーディネート提案やおすすめ商品の裏付けとなり、接客そのものに説得力が生まれるのです。
ストック整理
商品の在庫量と消化枚数、接客頻度が増える実売期は、ストック整理も大切な業務にあげられます。
・売れる商材はストックルームの出入口付近に保管する
・品番ごとにサイズ分けをして、色違いもわかるようにする
・品番を書いた紙を貼っておく
・死筋(※)や販売期間が過ぎた商品は別の倉庫に移動する
・ストック情報(保管場所など)は全員で共有する
※死筋(しにすじ) 売れない商品(売れ筋とは反対の意味)
売れるお店は土台づくりができている
いつもたくさんのお客さまでにぎわっているアパレルショップは、ブランドや商品の魅力とともに土台となるお店づくりに力を入れています。
必要な情報と行動内容を理解したうえで行う接客は、売り上げと顧客満足度が大きく拡大。
結果として、お客さまにはショッピングを楽しんでいただけるようになり、そしてお店のファンとなり、先々は再来店していただけるようになるのですね。
2025/09/22
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