おはようございます。ウイングです！

暖かく春らしい日も多くなり、春物商品を探しに来店されるお客様も増えてきているようですね。

来客数が増えると売上もアップし、日々の売上や在庫管理もさらに大切になります。
そこで今回は、それらの数字を管理するために必要な計算式について詳しく解説します。

■在庫管理
お店の売上にも直接関係する在庫金額の管理も、販売員の大切な仕事のひとつです。
『前日在庫＋当日の納品額－当日の返品額（在庫からの返品）－当日の売上額＝当日在庫』
となります。
社内PCなどでシステム管理を導入しているメーカーもありますが、帳票上での管理を中心としている会社もあるので、基本的な計算式として把握しておくのが理想的です。

■売上予算比
売上目標に対する進捗（しんちょく）管理も必要です。
たとえば、お店の月間予算が800万円・当日までの売上累計が420万円の場合、
『420万÷800万 ％ （52.5）』と計算するので、その日までの予算比（予算進捗率）は52.5％となります。

■客単価
客単価とは、1客平均の買上げ額をさします。
当日までの売上累計が420万円・買上げ客数累計が355客の場合、『420万÷355＝11.830』となり、1客の平均買上げ額は11.830円と算出されます。

■セット率
セット率は、1客平均の買上げ点数（枚数）です。
当日までの買上げ客数累計が355客・売上点数累計が480点の場合では、『480÷355＝1.35』なので、1客につき約1.35枚の商品を買っている計算になります。

■リピーター率
リピーター率とは、2回目以降に買い物をした割合のことです。
会計時のメンバーズカードなどの提示によりポスレジ管理を行うメーカーもありますが、帳票上で管理する場合には必要な計算式になります。
お店全体の売上累計が420万円・リピーターの買上げ額累計が50万5千円では、『50万5千円÷420万 % （12.0）』なので、リピーター率は12％となります。

今回紹介した計算式は、どの派遣先でも必要となります。
お店の数字管理とともに自分の個人売上の管理や売上アップの対策にも応用できるので、アパレルショップの販売員の基本知識として身につけておくのがおすすめです。

2016/04/20