こんにちは。ウイングです。

 

今年の春も透け感のあるシースルー素材を取り入れたデザインが注目されていますが、暖かい日が続くとアパレルショップでも軽い素材やレースアイテムの売れ行きが好調になります。

 

そこで今回は、春夏ファッションに欠かせない『レース素材』のさまざまな種類とそれぞれの特徴を解説していきます。

 

チュールレース

チュールレースとは、シルクやナイロンなどの化学繊維の糸で織られた細かい網状の生地で、張り感のあるレース素材です。

チュールレーススカートが代表的ですが、ブラウスやワンピースの袖に取り入れたり、スウェット素材などと重ねた異素材合わせのデザインも注目されています。

 

カットワークレース

生地に描いた柄に沿ってステッチを入れ、ステッチの内側を切り抜いてレースのような透かし模様で仕上げたデザイン。

 

エンブロイダリーレース

エンブロイダリーレースはエンブロイダリーレース機で刺繍をほどこしたレースを指し、花柄デザインが中心となります。

アパレル業界では、エンブロレースと呼ばれることが多くなります。

 

スカラップレース

スカラップレースはホタテの貝殻を横に並べたように半円状にかたどった縁のレースで、スカートやワンピースの裾に取り入れたり、スカラップレースそのものをアイテムとしてデザインする場合もあります。

 

ひげレース

ひげレースは極細の糸で織った繊細なレースで、レースの縁にひげのような繊維がたくさん出ているデザインを指します。

 

ケミカルレース

ケミカルレースは刺繡糸だけで模様が構成されたレースで、その昔は化学処理によって作られていたことから、「化学＝ケミカル」という名前がつきました。

現在では水溶性の糸で織られた生地に刺繡をほどこし、お湯で生地を溶かすという製法が用いられています。

 

 

 

同じ色や似たようなデザインでも使用するレースによって着用イメージが大きく異なります。

それぞれの特性を理解したうえで、レースアイテムをより魅力的にみせるコーディネートを学んでいきましょう！

2017/04/07