おはようございます。ウイングです。

12月に入り年末商戦を迎えて、アパレルショップの販売員が多忙となる時期になりました。

年が明けてほどなくすると、全国でも順次セールがスタートします。営業時間の変更やショップスタッフの人員を増やすなど、普段とは異なる体制が組み込まれることも多くなります。

今回は、セール時期を迎える前に知っておきたい、販売員としての心構えや準備についてお話しします。

① 少しずつセール準備を進める

年間に2回行われるセールのうち、特に冬のセールは全国的に休日のかたも多く、福袋やタイムセールなどお客様にとって魅力的なイベントが目白押しなので、動員数が一気に上がります。お店でもそれらを見越した商品数が事前に入荷するので、商品の検品作業や店頭出しの準備などを数週間前から少しずつ進めていきます。

② 勤務時間の変動

セールがスタートしてからは、営業時間の変更もあるため商業施設と連動したシフト組みが行われます。セール初日の開店時間は早まりますが、閉店時間は通常よりも1～2時間早くなることも多くなります。

③ 商品の陳列を変える

セール期間中の特に前半はお客様の動員数も多くなるので、いつもよりも何倍も早く商品が売れていきます。同じタイミングで売れる商品も多く、ストック出しの手間と売り逃しを防ぐために、一つの商品のサイズや色を重複して店頭に並べます。その内容などは、店長からの指示に合わせて行っていきます。

④ 品出しの徹底

スタッフが接客やレジ会計を行っている間もたくさんの商品が売れていきます。特に人気が高くニーズが集中する商品は売れるスピードも早いので、手があいたタイミングで店頭への品出しもれがないかをチェックしましょう。

⑤ 声出し

これは派遣先のショップによって異なりますが、10～20代をターゲットとしたブランドの多くはお客様の入店を促すために声出しを行っています。魅力的な値引き率や福袋の紹介など、ほかのショップとは違う呼び込み方法を取り入れましょう。

いかがでしたか？よく分からなかったセールの全体感が伝わりましたか？

忙しさで大変ではありますが、日ごろ経験できない数のお客様を接客できるので、接客サービスのスキルアップが図れるタイミングでもあります。年間で最も繁忙となるこの時期は、普段以上の体調管理と率先して動けるフットワークの軽さをポイントに、販売員としてのキャリアを積み重ねるチャンスです♪

2015/12/09