英語が苦手でも大丈夫!販売員の仕事で使える本当に簡単な英会話集
日本を訪れる外国人の数は年間で3000万人以上と言われます。
国内での消費が伸び悩む中、売上を伸ばす上で欠かせないのが訪日外国人による”インバウンド消費”です。
そこで今回は英語が苦手な販売員でも覚えやすく、使いやすい”本当に簡単な英語集”をご紹介します。
英語に自信がなく、外国人のお客様対応が不安だったという販売員は必見です!是非接客の幅を広げるきっかけにしてくださいね。
1.英語が苦手な販売員も大丈夫!”英単語”だけで接客は十分に出来る
英語が苦手だと感じている販売員の多くは、無意識に英語に対して完璧主義になっている傾向があります。
しかし、私達が外国人に片言の日本語で話しかけられた時はどうでしょう。私達は彼らの話す“日本語”に対し、教科書通りの文法や、難しい言葉遣い、流暢な話しぶりを求めるでしょうか。答えはもちろん“NO”です。
そして不思議なことに、日本語の“単語”のみを組み合わせた表現でも、彼らの意思は十分伝わってきます。
これは、私達が英語を話す際でも同様です。私達は知っている“英単語”だけで十分に外国人のお客様と会話をすることが出来ます。
以下にアパレル業界での接客シーンにおいて、簡単かつ使える“英単語”と“短い言い回し”をご紹介します。
是非積極的に活用し、使い方のコツを掴みましょう。
2.販売員の仕事で使えるシーン別英語集
2-1.入店時の挨拶・声掛けの第一声
May I help you?/(何か)お手伝いしましょうか?
(発音)メイ アイ ヘルプ ユー
販売員からお客様への最初の声掛けには「May I help you?」を使いましょう。
入店直後に「Hello!May I help you?」と言えば
‐「いらっしゃいませ。(何かお困りごとがあれば)ご案内いたしますよ。」というニュアンスで
何か探されている様子のお客様に「May I help you?」と言えば
‐「(何かお探しなら)お手伝いしましょうか?」というニュアンスで使うことが出来ます。
上記「」の()内の言葉まで厳密に英語で表現するとなると「May I help you?」だけでは不十分です。
しかし、ここで強調したいのは「」の()内の言葉まで完璧に英文化せずとも、十分に伝えたい“ニュアンス”は伝わるということです。
使うシーンさえ抑えていれば“短いセンテンスだけでも十分に会話は成り立つ”ということを是非頭に入れておきましょう。
2-2.お客様を待たせる時
Just moment,please./少々お待ち下さい。
(発音)ジャスト モーメント プリーズ
接客中、お客様にお待ちいただく時間は度々発生します。
そんな時に使えるのが「Just moment,please.」です。
在庫を調べてほしいと言われた時に「Just moment,please.」と言えば、
‐「(今在庫を調べますので)少々お待ちください。」というニュアンスで
お客様が話している言葉の意味が分からず、辞書や翻訳機で調べる時に
「Just moment,please.」と言えば、
‐「少々お待ちください。(おっしゃっている言葉の意味が分からないので今調べます)というニュアンスで、
会計やラッピングの時に「Just moment,please.」と言えば、
‐「(今お包みしますので)少々お待ちください。」というニュアンスで使うことが出来ます。
ここでも先ほどと同様に、上記「」の()内の言葉まで厳密に英語で表現すると「Just moment,please.」だけでは不十分です。
しかし、使うシーンを抑える・必要に応じてジェスチャーや指さしを交えて話すことで伝えたい“ニュアンス”は十分に伝わります。
2-3.おすすめの商品を紹介する時
実際に接客をしていると、
「What do you recommend?(何がおすすめですか?)」と外国人のお客様から尋ねられる機会が度々あります。
“日本で人気のある商品をおみやげとして購入したい”と考える外国人のお客様は予想以上に多いです。
そんな時に使えるのが、「recommend(おすすめする)」と「popular(人気)」です。
使うシーンを抑え、実際の商品を指さしながら話せば単語のまま伝えても十分意味は通じます。
簡単な文章であれば、
「I recommend this.」
‐「私はこちらの商品をおすすめします。」
「This one is popular.」
‐「こちらの商品が人気ですよ。」
とそれぞれ使うことが出来ます。
3.英語が苦手な販売員はまず“サイズに関する受け答え”を覚えよう
大前提として、サイズ表記は国によって様々であるということを頭に入れておきましょう。
あらゆる国のサイズ表記を暗記するのは難しいため、販売員は国別のサイズ表記一覧表などを手元に準備しておくと便利です。
しかし、サイズが分かっても実際に試着をしてみると「ゆるい」「キツイ」などサイズ感の調整が必要なケースは多くあります。
そこで覚えておくべき英語表現が「big(大きい)・small(小さい)」/「tight(キツイ)・loose(ゆるい)」/「long(長い)・short(短い)」です。
試着をされたお客様は、必ず上記いずれかの英単語でサイズに関して感想を述べます。
「It is too tight/loose/big/small/long/short.」
-この商品は、きつすぎ/ゆるすぎ/大きすぎ/小さすぎ/長すぎ/短すぎ ます。
お客様の感想に合ったサイズを追加提案することが出来れば試着時の英会話は全く問題ありません。
サイズの追加提案時の表現は
「Would you like to try a bigger/smaller size?」
‐「大きい/小さいサイズをお試しなさいますか?」
となりますが、うまく文章が出てこなかった場合にはサイズに関する英単語のみでも意味は十分伝わります。
しかし、商品を手渡す際には必ず
「Here you are.(こちらをどうぞ)」と一言添えましょう。この一言があることで、接客全体がとても丁寧な印象になりますよ。
販売員は英語が苦手でも外国人のお客様を接客することが出来る!
英会話をする上で最も重要なことは、“自分は英語を話せない”という先入観を捨てることです。
“恥ずかしい” “自分には出来ない” これらの感情は英語で接客する機会を逃します。
自分は英語が苦手だと感じている販売員が外国人のお客様を接客する際には、きれいな文章で話そうとしないことです。使うシーンさえ抑えれば、単語や短い言い回しでも十分に接客をすることが出来ます。
まずはご紹介した単語や短い言い回しを積極的に使ってみましょう。
自分の話した英語が相手に伝わるという経験を繰り返すことで、自信を持って接客が出来るようになりますよ。
2021/08/20
【疑問・不安大解決】アパレル店員になるにはどうしたらいいの?
“アパレル店員として働いてみたい”とは思っているものの、他業種に比べ敷居が高いと感じ、飛び込む勇気が出ない方は多いと思います。
“未経験でも採用してもらえるのだろうか”
“面接で気を付けるべきポイントは・・・?”
素朴な疑問から採用時のポイントまで、“アパレル店員になるには”を徹底解説!
疑問・不安を解決し、前向きな気持ちでアパレル業界でのお仕事にチャレンジしてくださいね。
1.アパレル店員になるには
1-1.働きたいジャンルを具体化しよう
一言にアパレル業界で働くと言っても、扱う商品やお店のジャンルは様々です。
希望するジャンルによって活かせる強みや求められる資質は変わってきます。以下に簡易的なアパレルショップのジャンル分けを記します。
まずは、アパレル業界の中であなたが働きたいと考えるジャンルについて具体化してみましょう。
【主に扱う商品:洋服】
・カジュアルウェア
・ビジネスウェア(スーツ等)
・ヴィンテージショップ(古着等)
・ファストファッション
・スポーツウェア
・ベビーキッズウェア
【主に扱う商品:洋服以外】
・アクセサリーショップ
・靴屋
・ランジェリーショップ
【主に扱う商品:ブランド品/高額商品】
・ハイブランドショップ(バッグ、財布等)
・ジュエリーショップ
1-2.派遣会社に登録しよう
アパレル業界では、催事や期間限定ショップなど、一時的に人手が必要となるシーンが多くあります。そのため、“単発の仕事”が多いのは大きな特徴の1つです。
単発の仕事に強いと言われるのが“派遣会社”です。一般的な求人サイトでは非公開とされている案件を多く持ち、リアルタイムで好みに合った求人情報を提供してくれます。
“自分の条件に合った仕事を自分で探す”という作業は、想像以上に時間と労力がかかります。
効率的に自らの条件に見合ったアパレル店員になるには、派遣会社への登録を是非おすすめします。
また、長期的な雇用(正社員・アルバイト)に加え、単発での仕事を視野に入れた仕事選びが出来ると採用の確率は一気に高まります。
自分の働きたいお店のジャンルが絞れず苦戦している人は、是非単発の仕事を通じて様々なお店を経験してみましょう。
“なりたい姿”が明確化され、長期雇用の仕事を受ける際には軸のある就職活動をすることが出来ますよ。
2.【気になる】“アパレル店員になるには?”に関する質問あれこれ答えます!
2-1.<質問1>未経験でも採用してもらえるの?
アパレル業界には、未経験者採用に積極的なお店がたくさんあります。
ただし、応募の際にはお店が求める人物像について見極めましょう。
即戦力を求める傾向にあるお店(ハイブランドショップ等)、知識やセンスに長けた人を求める傾向にあるお店(ヴィンテージショップ等)は、未経験者の採用率が必ずしも高いとは言えません。
一方で、扱う商品の限定されているお店(ランジェリーショップ・靴屋)や、ファストファッションを扱うお店等は未経験者への門戸が比較的広いと言えます。
自分の働きたいジャンルのお店が未経験者募集に積極的でない場合にも落ち込む必要はありません。
希望するジャンルのお店ではないにせよ、一定期間アパレル業界で経験を積めば、“未経験者”という肩書からはすぐに解放されます。
“急がば回れ” まずは自分のスキルと実績に見合った所から始めてみましょう。
希望のショップでアパレル店員になるには、一歩ずつ着実にステップアップすることが何よりの近道です。
2-2.<質問2>面接で気を付けるべきポイントは?
“シフト勤務への柔軟性”は大きなアピールポイントになります。
アパレル業(主にショップでの販売)は、平日・土日に関係なく営業をするのが一般的です。
そのため、多くのショップは勤務形態に“シフト制”を導入しています。
より良い労働環境を目指し、働く人達には可能な限り平等かつ均等に休みを分散させたいと考えるのは当然のことですので、固定の曜日に休みを希望する等、“シフト制に向かない人”は採用を見送られることがあります。
また、飲食業のようにピークタイムが明確ではないため、忙しい時間帯のみ労働力を補う、“短時間勤務”は需要が低いと言えます。
基本的には雇用形態に関係なく1日勤務でシフトを組むことからも、働ける時間帯が限られる(午前のみ・午後のみ等)場合には、採用を見送られることがあります。
面接の際には是非シフト勤務への柔軟性を伝え、アパレル業界への適性をアピールしましょう。
未経験でも大丈夫!アパレル店員になるには働きたいジャンルを具体化し、適性をアピールしよう
アパレル店員になるには、働きたいジャンルを具体化することが大切です。
“何となくアパレル店員になりたい” から “こんなジャンルのお店で働くアパレル店員になりたい”と目標を具体化することで、的を絞った求職活動をすることが出来ます。
業界未経験であることを恐れる必要はありません。不安な点は派遣会社などのサポートも得ながら希望のショップで働く近道を探していきましょう。
2021/08/06