アパレルショップの販売員の勤務体制はどうなってるの?
こんにちは。ウイングです。
ようやく春本番を迎えて、季節に合ったスタイリングが楽しめるようになりましたね。
シーズン商品の売れ行きがアップするこの時期は、メーカーからの求人数も増え始めるため、希望のショップやブランドも見つけやすくなります。
そこで今回は、販売員をめざすみなさんがこれからアパレルショップでお仕事をする際に役立つ、勤務体制について詳しくお話ししますね。
シフト勤務
アパレルショップの販売員の勤務体制は、 “シフト制” になっています。
シフトする制とは、一般企業のように出勤や退勤時間が一定ではなく、変動的な勤務体制をさします。
では、シフト制にはどのようなシフトがあるのでしょうか?
早番
早番は、開店30分くらい前に出勤して、18時や19時など勤務する商業施設の営業中に退勤します。
中番
出退勤の時間が早番よりは遅く、遅番よりは早い設定のシフトです。
出退勤時間は、勤務する商業施設やメーカーにより異なります。
遅番
出勤時間が最も遅い設定となり、閉店後に退勤するシフトです。
出勤時間は勤務する商業施設やメーカーにより異なりますが、11時半~13時出勤で設定しているケースが多く見受けられます。
時間勤務
午前中のみや17時出勤など、時間で決められた勤務体制です。
おもに、アルバイトやパート勤務に取り入れられています。
通し
営業時間が長い商業施設ではほとんどありませんが、閉店時間の早い百貨店やセール時期などの限定的な期間には、取り入れられる場合もあります。
もちろん、月間(または年間)で設定されている規定の勤務時間を超えることはありません。
中番や通し勤務は取り入れていないメーカーもあり、早番・遅番・公休の3シフトでの設定が多いようです。
出勤時間が変動するシフト勤務はペースをつかむまで大変に感じるかもしれませんが、遅番の出勤前に銀行に寄れたり、朝晩の満員電車に乗らずに通勤できるなどのプラス面がたくさんあります。
販売員ならではのメリットを活かして、派遣先となるアパレルショップで楽しくお仕事をしましょう♪
2016/03/25
入店数アップに欠かせない! 魅力的なディスプレイをつくるノウハウ
おはようございます。ウイングです。
最近では、春コートで出歩けるくらいに暖かい日も多くなりましたね。
本格的な春になるとシーズン商品を求めて来店されるお客様も増え、アパレルショップの入店客数も必然的に多くなります。
その入店客数を1客でも増やすために大切なのが、なんといってもディスプレイになります。
そこで今回は、一日の売上を左右するくらい重要なディスプレイを、魅力的に完成させるノウハウについて詳しくお話しします。
シーズンイベントに合わせたディスプレイ
季節ごとのイベントに合わせたスタイリングは、ディスプレイの基本的なポイントになります。
3月・4月であれば、卒業式・入学式・謝恩会・入社式・通勤着などに関連するアイテムを取り入れたディスプレイをつくります。
客層に合わせたディスプレイ
お店や商業施設に来られるお客様の客層も、その日によってまちまちです。
客層とは、年代のみではなくOL層と主婦層などでも大まかに分類できます。
20代のお客様が多い日はトレンドアイテムを中心にしたディスプレイに、OL層が多く見受けられる日にはベーシックカラーのジャケットを取り入れるなどの変化をつけたディスプレイにしましょう。
その日の気温や天候で変更する
一日に売れるアイテムは、その日の気温によっても変化します。
肌寒い日は素材が厚めのアウターを使用したり、気温が高い日は軽めの素材に変更するなど、臨機応変なディスプレイチェンジが重要です。
季節の変わり目などの気温が変化しやすい時期は特に、外気温や天候に敏感でいることが大切です。
時間帯で変更する
一日のなかでも、時間帯によって入店される客層も変化します。
夕方までは学生や主婦の需要を考えた少しラフなアイテムを使い、夕方以降はOL向けのジャケットやスカートなどをディスプレイに使用するのも効果的です。
お店のディスプレイは、お客様の入店動機に直結します。
その日の客層や商品の売れ行きなどをチェックしながら、ベストなディスプレイができるプロの販売員をめざしてくださいね♪
2016/03/23
販売員なら知っておきたい! 2016年春夏トレンド情報Vol.3
こんにちは。ウイングです。
好きなお店に注目のトレンドアイテムが揃い始めると、早く春物が着たくなりますよね。
今回は、アパレルショップの販売員を目指すみなさんのためにも、最新の『春夏トレンド情報のVol.3』を紹介します。
ラッフルフリル
ラッフルフリルとは、素材をたっぷりと使いギャザーなどを入れながら、波打つような大きなフリルのことをさします。
ワンピースのウエスト部分やスカートの裾にラッフルフリルを取り入れた、斬新なデザインが発表されています。
レイヤードスタイル
レイヤードスタイルとは、アイテムを重ね着したスタイリングです。
2016年の春夏ではチュールレース素材のトップスに着たインナーを透けさせたり、フリルブラウスにベストを羽織るなど、シアー素材やフェミニンなアイテムを取り入れたレイヤードスタイルが多く見受けられます。
スリップドレス
90年代のリバイバルファッションとして、華奢なデザインのスリップタイプのワンピースも多くのハイブランドから発信されています。
シアー素材やレース素材のスリップドレスに、サイドゴアブーツやスニーカーを合わせて、あえて“はずした”スタイリングが断然おしゃれです。
スカンツ
一見するとスカートのように見えるスカンツは、特に日本でブレイクしているアイテムです。
去年のメガトレンドとなったガウチョパンツが女性らしく進化したスカンツは、今年のファッション界で注目されている『ロマンティック』も影響しているといえそうです。
海外では、パステルカラーのスカンツでよりフェミニンに着こなす女性が増えています。
テロンチ
テロンとした落ち感のある素材でつくられたトレンチコートがテロンチです。
2015年からトレンドとなったロングアウターも継続し、ロング丈のテロンチの注目度が高くなっています。
海外では、フロントがドレープになっているデザインやシアー素材やパステルカラーの人気が高いようです。
ファッション業界で働くうえでも、トレンドには常に敏感でいることが大切です。
アパレルショップの販売員をとして働くかたも、これからウイングに登録されるかたも、自分の着こなしや派遣先での接客時にも参考にしてくださいね。
2016/03/18
“プラスワン接客” で、客単価&セット率アップをめざしましょう!
おはようございます。ウイングです。
3月も後半に入り、春らしい日も増えてきましたね。
今年は寒い日も多く、これから春アウターを買おうと考えているお客様もたくさんいます。
そこで今回は、春アウターを買われるお客様に『プラス1点』のお買上げにつなげる接客方法を解説します。
お買上げが80%決定したタイミングが重要
アウターを購入する予定で来店されたお客様を接客し、目的のアイテムを購入する意思決定がだいたい80%以上に達したタイミングで、違うアイテムをプラス1点おすすめします。
最初に購入するアイテムが決まる前に目的外の商品をあれこれ提案してしまうと、「当初より欲しい気持ちがなくなった」「迷って決められない……」となり、最終的にはなにも購入することなく帰っていかれます。
購入するアウターにリンクする商品をおすすめする
例えば、トレンチコートを買われるお客様にはストールやスカーフなど、そのアウターとコーディネートして使えるアイテムを提案します。
本格的な春には単品使いも可能なストールは、アウターとのセット販売に最も適したアイテムといえます。朝晩に気温が下がることなどをトークに盛り込みながら、ストールの巻きかたなどもお伝えすると効果的です。
靴の提案
アウターの購入がほぼ確定したタイミングでは、靴のコーディネート提案も有効です。
冬から春への衣替えの時期は、足元も新しく替えたくなります。「このような春ブーツやパンプスを合わせても素敵ですし」など、会話のなかでさりげなくおすすめします。
レジ会計前も大きなチャンス!
希望の商品の購入が決まりレジに向かう際は、「ほかにもなにかあるかなぁ♪」と店内を見られるお客様も多くいらっしゃいます。
そのタイミングを逃さずに、お客様が気になっている商品や好きそうなアイテムを自然なトークでおすすめしましょう。
1人のお客様の接客でも、プラスワンが可能なタイミングがたくさんあります。
アウターの購入のみで満足せずに、「お客様に合うものを見つけてあげる」という気持ちが大切になります。
今回お話ししたポイントをおさえて、お客様の購買意欲をアップさせることができるプロの販売員をめざしていきましょう!
2016/03/16
販売員なら知っておきたい! 2016年春夏トレンド情報Vol.2
おはようございます。ウイングです。
少しずつ暖かい日も増え、やっと春物が着たくなる時期になりましたね。
アパレルショップの販売員を目指しているみなさんなら、すでに新しいシーズントレンドを取り入れているのではないでしょうか?
実売期といわれる3月に入り、これから本格的な春を迎える前に知っておきたい、今年の春夏のトレンド情報をピックアップしてご紹介します。
ストライプ
2016年春夏のトレンド柄といえば、さわやかなストライプです。
今年のストライプ柄は、ピッチが太い大胆な印象のものが主流となり、ブルーやイエローなどの鮮やかなカラーと白を組み合わせた、マリンテイストが多く見受けられます。
ひとつの素材をバイヤス(斜めに裁断した生地)で使用し、ストライプ×ボーダー柄で仕上げたワンピースなども新鮮です。
ストライプ×ビッグフラワーのWプリントのアイテムも、NEWトレンドとして要チェックです。
レース素材・シアー素材
素肌やインナーが透けて見えるレース素材も、今年のメガトレンドとしておさえておきましょう。
かぎ針編みのナチュラルなレースやチュールレースなどの張りのあるシアー素材も、多くのハイブランドから発信され、黒や白などのモノトーンカラーが中心となっています。
シアー素材のアイテムに襟付きアウターやベストを羽織った、レイヤードコーデもMIXスタイルとして提案されています。
光沢素材
シルク・サテン・チュールレースなど、光沢のある素材もトレンドとして浮上しています。
同じシャイニーアイテムでは、スパンコールをほどこしたデザインも注目度が高く、ストライプを合わせた斬新な着こなしや、ワークブーツやミリタリーブルゾンとのMIXスタイルが断然おしゃれです。
2016年の春夏は、ソフトな素材に大胆な柄を取り入れたり、フェミニンなレース素材にマニッシュなアウターを羽織るなど、デザイン・素材・テイストのそれぞれをマッシュアップしたトレンドが多くなっています。
前回ご紹介した「トレンド情報Vol.1」と合わせて、今年のNEWトレンド情報を実際のスタイリングや接客にも活用してくださいね♪
2016/03/11
売上アップに欠かせない! 春アウターを買っていただく接客ノウハウ
こんにちは。ウイングです。
3月も中旬となり、アパレルショップでは春のアウターが売れ始める実売期最初の連休ももうすぐです。
コートやブルゾンなどのアウター類は、日ごろ取り扱うアイテムよりも高単価なため、接客でもつい気後れしてはいませんか?
今回は、実売期の売上確保に欠かせない、「春アウター」の接客で大切な3つのポイントを詳しく説明します。
ニーズチェックを具体的におこなう
ジャケットやコートなどの比較的単価が高いアウターは吟味される場合が多く、いくつかのショップを見て回られるかたがほとんどです。
そのため、自分のお店でのお買い上げにつなげるために、お客様の希望により近い商品提案が必要となります。
希望のアイテム(コート・ブルゾン・ジャケットのいずれか)・デザイン・素材・カラー・用途(通勤用か普段用か)など、会話のなかでタイミングよくヒアリングを行います。
適したサイズの提案
アウターは、用途によって適したサイズが異なります。
スーツの上から羽織る通勤用であれば、実際のサイズよりもゆとりのあるものをおすすめします。
また、着心地の好みもあるため、ジャストで着られるのか・ゆとりのある着心地を好まれるのかなど、お客様との対話から読み取ることが大切です。
ご来店時の着こなしなどを確認し、お客様のサイズを予測しながらの対応が理想的です。
希望に合った商品のご試着
お客様が求めるニーズとサイズに合った商品を絞ったうえで、ご試着していただくことが最も重要になります。
最初に羽織る商品のサイズやデザインが好みに合わない場合、「なんか違う」という心理につながり、そのあとに試着した商品がニーズにマッチしていても、スムーズな決断がなかなか得られなくなりがちです。
最初の試着で「いいかも!」という、ポジティブな反応を得られる商品を見極める観察力を身につけましょう。
今回お話しした3つのポイントを忘れずに対応することで、より多くのお客様のお買い上げにつなげることが可能です。
お客様の心理と気持ちに配慮しながら、適切なアドバイスと商品提案ができる販売員こそが本物のプロフェッショナルです。
2016/03/09
目指すは売る販売員! ファッション雑誌でできる4つのスキルアップ
こんにちは。ウイングです。
まだ少し冬の寒さは残りますが、アパレル業界では「実売期」といわれる3月に入りました。お店の入店客数も少しずつ増えると同時に、販売員が接客する機会も増えていきます。
そこで今回は、スムーズな接客対応と売上アップに欠かせない接客スキルを、いつも読んでいるファッション雑誌から学ぶ方法を紹介します。
コーディネートパターンを学ぶ
ファッション雑誌では、トレンドアイテムを中心としたさまざまなコーディネートが掲載されています。カラーコーディネートや靴やソックスとの組み合わせなど、いろいろな視点からスタイリングを学ぶことができます。
「一週間着回しコーディネート」のような企画も、着こなしのコツが分かりやすく載っています。
ファッション用語を学ぶ
その年のトレンドアイテムの名称やファッション用語など、たくさんの情報が出ています。初めて目にする言葉やアイテム名などは、そのままにせずお店の先輩などにたずねてみましょう。多くのファッション知識を身につけていれば、接客トークで困ることも少なくなります。
セールトークの参考にする
ファッション雑誌では「おしゃれ」という言葉だけではなく、「春らしいレース素材がおしゃれ」など、「なぜおしゃれなのか」も記載されています。このような具体的な表現は、接客トークでは欠かせないものなので、ヒントになるワードはどんどん取り入れてみましょう。
ヘアメイクの参考にする
ファッション雑誌のヘアメイクは、そのシーズンのトレンドをベースにしてつくられています。細かなパーツのメイク方法や全体的な雰囲気など、洋服以外の情報も敏感にキャッチしましょう。
普段は何気なく読んでいるファッション雑誌には、販売員が学べる情報がたくさんあるので、少し視点を変えるだけでもより高いスキルアップにつながります。
希望のメーカーやブランドの求人に自信をもって応募できるように、日常でもいろいろなことを学んでいきましょう。
2016/03/04
もうすぐホワイトデー! ギフトニーズに役立つ接客ポイント4カ条
おはようございます。ウイングです。
春本番まではまだ少し時間がかかりそうですが、アパレルショップの店頭はすっかり春らしくなっていますよね。
そして、実売期のスタートでもある3月は、あらゆる商業施設でも売上確保に向けたさまざまなイベントが開催されます。そのなかでも、3月14日の「ホワイトデー」はスイーツショップのみではなく、ファッション雑貨・アクセサリーショップ・アパレルショップへの来客数もアップしていきます。
そこで今回は、ホワイトデーのギフトニーズで来店されたお客様への接客対応についてお話します。
商品説明をしながら店内への誘導を
普段はひとりで入らないようなお店に来店された男性は、なかなか店内には入りづらいものです。通路から店内を眺めているかたがいらした際には、見ている商品について大まかな説明をしながら「どうぞ店内もご覧になってください」と、店内に誘導してさしあげましょう。
商品説明を具体的に
スイーツに限らず女性もののアイテムについては、詳しくない男性がほとんどです。
その商品の使いかたや価格などを、分かりやすく具体的に説明しましょう。
少し早いタイミングでのニーズチェック
プレゼントを購入するつもりで来店されるお客様は、なにを買うかを決められているかたや、プレゼントをされる女性からリクエストを受けているかたなどさまざまです。「お求めのアイテムはお決まりでしたか?」とさりげなく伺って、お客様の希望に沿ったものを提案しましょう。
プレゼントされるかたの属性を伺いましょう
買われるアイテムを決められていないお客様には、プレゼントを受け取るかたが普段着られている洋服や持ち物の好み・雰囲気など、失礼のない範囲で伺って商品提案をしていきます。可能であれば、ご予算なども伺いながらお客様の希望により近いものをお見せします。
ギフトニーズのお客様へは、いつもの接客時よりも「聞き出し」と「提案」を意識した対応がポイントです。普段はほとんど利用することがないお店に来店されているお客様の「ちょっと入りづらいな」「なにを選べばよいか分からない」などの、緊張や不安心理に配慮した対応を心がけましょう。
どんなタイプやニーズのお客様に対しても、ほがらかな笑顔と親切な心づかいができる販売員を目指していきたいですね♪
2016/03/02